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チャドヴァレー社の前身は、ナポレオン戦争直後の1820年に、アンソニー・バン・ジョンソンによってハンズワースで設立された印刷及び文房具業（製本業）でした。1860年にジョセフとアルフレッドの兄弟がバーミンガムでたち
あげた、ジョンソンブラザーズ社という名前で運営されてましたが、1897年、ジョセフとその息子アルフレッドは
会社をハルボーンに移転しました。後に、近くを流れるチャド川にちなんで、チャド・ヴァレーを商標登録しました。
少しずつ段ボール、ボード・ゲームやおもちゃといった取扱い品を増やしていきました。シュタイフ社と同様、会社は家業から徐々に発展していきました。第一次世界大戦勃発により、イギリス国内へのドイツ製品の輸入が禁止された後、1915年にチャドヴァレー社初のジョイント付モヘア製テディベアが製造されました。そしてその丸いお腹の中には、特許をとったグローラーが使用されました。その極めて初期のベアは、明らかにドイツ製のベアのコピーでした。
英国政府は戦争中、国民の士気をあおるのにやっきとなっており、ドイツから輸入品がなくても市場に製品が不足しないように磁器の人形とテディベアベアを支援しました。そして1915年チャドヴァレー社は、毛足の長いゴールドモヘアを使ってオリジナルデザインのテディベアを作りました。腕はとても長く、手先は少し細く、大きな足、４本の爪、目立ったコブ。ドイツのベアと違うところは、グローラーが入りとても太ったプーのようなお腹です。。。。（続きは後日）
左：ハルボーン工場で1915年に作られたチャドヴァレー社の最初のデザインです。ドイツ製ベアを模倣したものになってます。コブはかなりでっぱってます。
（この写真かなり貴重です。）
右：チャドバレー社が1915年に特許をとったグローラーです。これによってベアのお腹はポットのような丸みがでました。